(1)意義
①期首にいくらのキャッシュがあって、期末にいくらのキャッシュが残っているかを示しているのがキャッシュフロー計算書です。
キャッシュがどうして増えたのか。減ったのかを教えてくれます。
資金があまっているのか、足りないのかを教えてくれます。
②キャッシュとは、現金及び現金同等物のこと。キャッシュフロー計算書でどのくらいお金があるのかがわかります。
(2)基本的な構造
①期首キャッシュフロー残高 + 期中のキャッシュの増減額 = 期末のキャッシュ残高
②様式
キャッシュをどのように使ったかをわかりやすくするために営業キャッシュフロー・投資キャッシュフロー・財務キャッシュフローの3つに区分しています。
③これによって会社が営業活動でどのくらいの資金を獲得し、その資金をどのように使ったのかを読みとることができます。
(3)営業キャッシュフロー
1年間に本業でどのくらいのキャッシュを生み出せるのかがわかる、大切なキャッシュフローです。
(4)投資キャッシュフロー
事業を維持するために必要な資金を表します。主に固定資産の取得や売却がここに入ります。
(5)フリーキャッシュフロー(1制度上のキャッシュフロー計算書には、出てこないが、重要)
営業キャッシュフロー + 投資キャッシュフロー = フリーキャッシュフロー
(6)財務キャッシュフロー
会社の資金が不足したときにどのように資金を調達を行い、どのように返済したかが示されています。