新着情報

TOPICS新着情報

住宅ローン控除を受ける方へ

2014年02月20日
税務・会計情報

■住宅ローン控除

どっぷり確定申告のシーズンですね。
うちの近所の商工センターでも毎日「確定申告相談会場」たるものが設けられてて、おそらく日中は申告に訪れる人がいるのでしょう。
私も珍しく今年は確定申告する必要がありますので、横目で見ながら少しずつ「早くせなあかんなぁ」と感じてきている次第です。。

普段は職場の年末調整で完結している人が確定申告しなければならないケースの1つとして、住宅ローンを組んだタイミングというのがあります。

住宅ローンを組んだ場合は「住宅ローン控除」を受けることによって、返ってくる源泉所得税が多くなるので、申告した方が得です。これを受けるためには、1年目は年末調整ではなく確定申告する必要があります。2年目以降は職場の年末調整で受けることができます。

1年目に確定申告しなければならないのは、適用を受けるためにはいろいろと提出&チェックしなければならない書類があるからで、それを会社の経理さんに任せるのは事務負担が大きくなること、厳密にチェックできるか微妙なこと、などの理由からです。

1年目に確定申告して細かな書類のチェックが完了すると10月頃に税務署から1枚ものの書類が発行されますので、2年目からはそれを使って年末調整で控除を受けることが可能となります。(借入先の金融機関から毎年送られてくる「住宅借入金の年末残高証明書」も必要)

ちなみに税務署から発行される1枚ものの書類は9年分まとめて自宅に届きますので(つまり計9枚)、しっかり来年以降のために手元に保管しておくことが必要です。

 

確定申告の際に税務署に持参・提出しなければならない書類としては、次のものがあります。

基本的に原本が必要です。

・源泉徴収票(勤務先)☆
・登記事項証明書(物件の販売業者、法務局)☆
・売買契約書のコピー(物件の販売業者)☆ ・・・物件の購入年月日、金額、床面積
・住宅ローンの年末残高証明書(金融機関)☆
・住民票(市町村役場)☆
・身分証明書 ex.運転免許証、健康保険証
・預金通帳 ・・・還付先の確認用。口座のメモ書きでも可
・印鑑

☆マークについては提出してしまいますので、手元に残しておきたい人は控え用にコピーを取っておくことをお奨めします。ただ、だいたいの物は( )内の機関で再取得することができます。

確かにこれだけの書類を会社の経理でチェックさせるのは無謀な感じがしますし、個人情報の観点からも見せたくないですよね。

厳密にいうと上記は新築マンション・戸建てを購入された人を想定して書いていますが、中古物件やリフォーム(増改築)の場合でも一定の要件下で住宅ローン控除を受けることができます。必要書類については似たような感じです。

適用要件等については国税庁がパンフレットを出してますので、そちらをご覧ください。

https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2012/pdf/10.pdf